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中古品・ジャンク品入門


 現在、店頭に並んでいる新製品のパソコンは最新の3Dアクションゲームをせず、Webブラウジングやワープロ、表計算、年賀状作成に使うのであればオーバースペックとも言えます。私見ではCPUがMMX200Mhzでメモリ64MBあれば軽い用途には十分間に合うと思います。
 既にパソコンを持っていたり、会社や学校で使用したりしてパソコンに対してある程度理解が深まってきた場合や予算が足りない場合、バリバリの新品でなく、中古ですと安く入手する事が可能です。ここではあまり中古やジャンクなどについてご存知ない方のためにいくつか解説してみたいと思います。

中古品とは?
 新品と違い、誰かが既に使用した場合には中古品となります。いわゆるセコハン(Second Hand)ですね。また、前のオーナーが個人か企業(法人)かによる違いが有ります。個人ユーザーであれば買い取りを行っているお店に出てくる場合が多いですが、レンタル落ちやリース落ちなどの場合、リース会社が販売部門を持って行っている事も多いです。最近では個人向けと企業向けではメーカーのラインナップが異なっている場合も多いので、企業からの中古にはLAN内蔵、個人からの中古はモデム内蔵などの差が有ります。さらに企業から出るのは年度末や製品発売後3年、5年などのリース期間の区切りで出てくる事が多い様です。

保証について
 新品の場合は原則としてメーカーが保証を付けてくれますが、出たばかりの新製品でなければ本体のメーカー保証は既に切れているので、売っているお店が独自に保証を付けています。この店の保証はショップによって1週間〜数ヶ月と幅があります。保証期間内は無償修理または同等品と交換してもらえますが、期間を過ぎると有償修理になります。各ショップの保証期間及び内容は購入前に十分にチェックする方がよろしいでしょう。なお、メーカー品であれば有償でメーカー修理する事も可能です。その場合、事前に見積もりをとって予算を超えたら修理してもらわないで、新たにもう一台中古を買うという選択も有ります。

付属品について
パソコンのパッケージは本体だけでなく様々な付属品が付属しています。メーカーや機種によって差が有りますが、本体以外にマニュアル、ケーブル、キーボード、マウス、ACアダプタなどが付属しています。また、Windows95以降は本体にOSがプリインストールされており、OSなどの入ったバックアップCD-ROMが付属しているのが殆どです。しかし、中古品ではこうした付属品が欠品している場合があります。また、ファイルベイの蓋やPCIバスやCバス(ISAバス)などの裏蓋やネジが欠けている場合も有ります。欠品の無い場合よりは値引きされているのが一般的です。店によってはキーボードを要らないというとその分だけ値引きしてくれる場合もあります。

欠品の入手
 欠品が有っても差し支え無い場合や手持ちの物を流用出来る場合があります。しかしそうした物が無い場合、使用するためにはケーブルやOSなどを別途入手する必要が有ります。OSは例え手持ちが有っても流用して同時に2台以上のマシンにインストールしてはいけません。このOSなどの代金も併せて予算に入れておいて下さい。さらにノートの場合には内蔵バッテリは消耗品なので付属していても使用に耐えない場合もあります。その場合には新品のバッテリを入手する必要が有ります。マニュアルはNECの場合は新品を別途購入する事が可能です。さらに97年秋以降のモデルではWebからダウンロードが可能です。また、在庫の無いマニュアルでもBitINNで有料にてコピーしてくれます。付属しているFDも有償で頒布しています。このあたりはメーカーにより差があると思いますので各メーカーに問い合わせてみるとよろしいでしょう。

状態の差
 未開封新品であれば棚ズレ品でも無い限り状態は変わりません。しかし、中古品は1台ごとに様々な使われ方をして通って来た道が違う為に状態は千差万別です。中古ショップではこれら入荷、買い取りした商品を動作確認してある程度のクリーンニングをします。しかし、これもショップによって異なるので良く確認した方が良いでしょう。中古販売が主体でなく、新品販売の片手間や下取り中心の店では外装のクリーニングすらしていない場合もありますが、その分価格も安い場合があります。また、前ユーザーがメモリなどを増設している場合があり、これを価格に上乗せしてある場合もあります。ジャンク扱いでなくきちんとチェックされた中古であれば例え不良個所が有っても「FDD(Aドライブ)不良」や「CRT焼き付き有り」などと状態を表示してあると思います。

相場を知る
 新品と同様、中古品にも相場があります。この相場はあくまで新品より安く、時間と共に徐々に下がっていきます。そのモデルの次のモデルが中古に数多く出回ると一段と下がる様です。わりと新しめの商品では○年の夏モデルといった区別がありますが、通常は載っているCPU、メモリ、HDDなどのスペックに左右されます。古い本体のスペックはNECであればPIC ROBOで調べられます。他のメーカーでもメーカーのWebサイトに載っている場合もあるかもしれません。全般的な機種の価格差は個人から買い取りを行っている各ショップ買い取り価格表が参考になります。この買い取り価格にメンテナンス、クリーニング費用と利益を載せた額が中古販売額になります。従って、買い取り価格と比例しています。幾つかのモデルで買い取り価格と売っている価格を比べる事で買い取り価格と売り出し価格の差が判ります。しかし、原則は色んなお店を自分で見て回ってチェックするのが基本でしょう。

中古周辺機器
 本体だけでなく、様々な周辺機器も中古で出回っています。本体と同じく、周辺機器も新しい物程高性能でコストパフォーマンスが良いのが通例ですが、用途を限定して割り切って使えば中古でも十分使い物になります。マニュアルやドライバ類がきちんと付属しているかをチェックして下さい。それに可動部分が多く使用する事で消耗の激しい機器などは中古が良いとは限りません。なお、中古本体用のメモリなども新品は高いので中古を探した方がお得でしょう。但し、メモリの規格はくれぐれも間違えない様にして下さい。自分でメモリ増設や周辺機器拡張をした経験が無い場合には誰か身近で詳しい方(友人等)に頼むか、中古でなく新品にした方が良いかもしれません。

購入する前に
 貴方がパソコンに詳しければご自分で判断されても大丈夫でしょうが、まだ良く判らない場合はなるべく経験豊富な方と一緒に行った方がよろしいでしょう。下手すると店員に言いくるめられて後悔するはめになります。さらにパソコンをほとんど使った事が無い初心者の方はメーカーの保証とサポートの付いたアウトレット品の方が良いかと思います。


ジャンク

ジャンクって?
 中古品はお店の保証が付いていますが、ジャンクになると保証は有りません。ジャンクはジャンク屋や中古ショップなどで手に入ります。新品の買い物であれば店員にあれこれ説明を求める事も出来ます。しかし、ジャンク品の場合には自分の持っている本体で動くかどうかなどの初心者質問は厳禁です。取付にあたってのアドバイスを懇切丁寧にしてくれる事もありません。中にはそのままでは動作すらしない物も含まれています。自分で動かせないとしても返品、交換は効きません。そういったサービスやサポートが欲しければ表通りで新品を買うべきでしょう。

ジャンクが安い訳
 パソコン本体でも中古に比べてジャンク扱いになると一段安い価格が付きます。これはしっかり動作確認やクリーニングしても高く売れない場合、チェックを省いてジャンク扱いとするからです。それに保証や交換を行わないとその分の費用がかかりません。こうしたジャンク品の場合、手に入れた後、自分で修理、清掃しないといけません。しかし、それをいとわなければお買い得な場合も多くあります。なお、チェック済みとある場合には動作チェックをしてあるという事です。保証は無いとしても、その場合には購入前に電源を入れて動作を見せてもらうとよろしいでしょう。

ジャンクの種類
 保証無し中古としてのジャンク以外に倒産流れやバンドル品崩しなどの製品自体は新品のジャンクもあります。特にソフトウェアでそういった物はサポートさえ要らなければジャンク入門に良いかもしれません。さらに古くなったり余剰となったメーカー純正部品が新品のまま出回る場合もあります。これも非常にお得な物が多いです。

ジャンクの目利き
 通常、ジャンク品は新品の様なカラー印刷の綺麗なカタログなどはありません。また、パーツ単体の場合も数多くあります。従って買う側の知識やスキルが要求されます。その品物をパッと見てどんな品物か判らなければスカを引いてしまう可能性が有ります。しかし、反対に言うとその価値が判っていれば様々な掘り出し物があります。こうした目利きばかりは一朝一夕に身に付くものでは有りません。幾ばくかの授業料を払わないといけないかと思います。とはいっても画一化した新品に無い愉しみがジャンクにはあります。この金額なら損しても良いと思える少額の品物や既に自分が所有した事のある物から徐々に初めていくのがよろしいでしょう。あらかじめ、どのメーカーのドライバがWindowsに付属しているのか、どのメーカーがWeb上からドライバをダウンロード出来るのかをチェックしておくのも役に立ちます。

ジャンク屋に行ってみよう
 とりあえず、秋葉原などの電気街へ行ったら買う、買わないは別として一度は裏通りのジャンク屋を覗いてみましょう。貴方の知らないパーツや本体などがゴロゴロしているかもしれません。しかし、パソコンを様々に拡張したりして知識やスキルが付いてくると段々と転がっているパーツ類がどんな物か判ってきます。そうして購入したジャンクがきちんと動くと貴方もジャンクの虜になるかもしれません。なお、貴方がパソコン本体の蓋も開けた事が無い場合はソフトウェアのジャンクのみに留めておいた方がいいでしょう。そういう方はまず自分のパソコン本体を開けて中を見てどんな構造になっているのか理解する方が先です。秋葉原のジャンク屋についてはこちらをご参照下さい。

拾い物、貰い物
 会社や学校などで旧機種を新機種にリプレースする事は良くあります。この時、旧機種を業者が引き取らず廃棄処分にする場合があります。捨てるのであればそれを引き取って持ち帰るという事も出来ます。また、本体は引き取ってもボードなどのパーツ類は捨てる場合も有るのでジャンク好きな方は持ち帰ってみるのも一興でしょう。但し、許可無く持ち帰って横領にならない様に注意して下さい。また、ゴミ捨て場に古い本体が捨てられている場合も有る様です。これも元手は只だと思って持ち帰ってみる方もいる様です。さらに、新機種に買い換えたけど、旧機種に下取りの値段も付かず友人が譲ってくれる事もあると聞きます。この様に元手要らずで手元にジャンクが集まる様になってくれば貴方も立派なジャンクマニアと言えるでしょう。


個人売買

 ショップを通すと、売値と買値の間に手数料や利益が加算されます。しかし、個人売買であればそうした事はありません。商売っ気抜きで良心的な価格で売買される事も多い様です。それに中古ショップが扱いを取り止めた古いマシンが出てくる事もあります。

老婆心ながら
 しかし、ショップであれば詐欺という事はまずありませんが、個人売買では件数は少ないといえど、詐欺が有ったという話も全く無い訳ではありません。出来ればネット上だけですませるのではなく、直接会って手渡しが安全と言えます。現金のみ先に振り込ませるとか送付させるといった場合は警戒した方が良いでしょう。さらに連絡先のメールアドレスはGooやYahoo!などのフリーメールアドレスやダイヤルQ2プロバイダの場合も避けた方が無難でしょう。これらのメールアドレスは身元を隠している恐れがあります。この他についてはこちらを参考にして下さい。Q2ではなくクレジットカード決済のプロバイダ(ISP)であれば会員情報をプロバイダが知っていますので、万が一詐欺に有った場合でも個人情報をたどる事が出来ます。その点、企業のメールアカウントや自分でwebサイト(ホームページ)を持っている方が自分のページ内で不要品処分など行っている場合は安心度が高いかもしれません(Giocityなど匿名webサービスは除く)。売り手が良心的な場合は品物の到着後、確認の上で振り込むという場合もあります。メールのやり とりで常識を疑う様な文面の場合はキャンセルした方が良いかもしれません。なお、ネット上のみでない友人、知人同士の売り買いであれば身元がはっきりしているので詐欺の心配はほとんど無いでしょう。最初から脅かすみたいで申し訳無いですが、ほとんどの場合は詐欺では有りません。ただ、ちょっと頭の片隅に入れておくと安心でしょう。

どんな所に情報がある?
 じゃマールなど企業の主催する個人売買のサイトと個人が掲示板形式で行うフリーマーケット形式のサイト、そしてfjなどのNEWSが有ります。それぞれ一長一短が有るのでご自分で見てみましょう。なお、物欲旺盛な方だとfj.fleamarket.compなどは刺激が強すぎて目的以外の品物まで買ってしまう恐れがある様です。くれぐれもご注意下さい。

ショップとの比較
 ショップであればそのショップなりの料金体系に沿って値段が付けられます。しかし、個人売買だと売り出す個人が好きな値段を付けています。相場を無視した高額な値付けも無い訳ではありません。また、中古ショップであれば通常使用での故障は保証期間中は修理などしてくれますが、個人売買では新品での保証期間が残っていない限り無保証となります。高額な商品の場合はその事をよく考えましょう。価格は中古ショップより安くなければ余程欲しい物で品薄で無い限り手を出さない方が賢明と言えます。また、手渡しでなく金融機関への振り込みと宅急便を使用する場合はどちらが手数料を負担するのかを明確にしておきましょう。

品物の程度
 ショップであれば実際にその品物を直接目にする事が出来ます。しかし、手渡しでない場合は相手を信じるしかありません。初めて取引する相手であれば少し割り引いて考える方が良いかもしれません。と言うのも人は誰しも自分の事を甘く見て客観的評価が出来ない傾向に有ります。自分は「極上」と思っていても他人はそうは思わないという事は良くあります。また、改造を加えてしまい通常のショップでは引き取れないという場合もあります。自分もするであろう改造であれば手間が省けたと言えますが、自分は改造なんかしたくないという場合はマイナスになります。組立PC/AT(自作DOS/V機)などは最近のオーバークロック流行りでの無茶な使用をしていないとも限りません。CeleronなどのCPUにもそれは言えるでしょう。

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