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投票率向上へのー私案

誰も気付かなかった盲点


はじめに
 数年前から、選挙における投票率低下が続いています。98年の参院選から投票時間の延長も行われました。不在者投票などの手段は以前からあるにもかかわらず、有権者は投票所へと足を運びません。
 では、有権者を含む国民の大多数が政治的無関心状態かというと、TVや新聞、雑誌などのマスコミでは選挙速報や当落予想、政治家による討論番組は一定の人気を保っています。しかし、そうした人々が投票するかというと、そうでも無い訳です。
 これはどういう事でしょうか?我々国民には納税の義務が有る代わりに投票という権利を持っています。一人のTAX PAYERとして自分が納めた血税の使い道を左右するのは選挙によって行うのが本道です。確かに最近の政治家は身も蓋も無くくっついたり離れたり、私服を肥やす事に血道をあげる「政治屋」ばかりで投票する意欲も削がれます。
 そして投票率低下により相対的に組織票の割合が高くなり、一部の集団への利益誘導を招いています。そうして得た既得権益をそれぞれの集団が死守しようとして政界、財界、官僚ともに動いてきました。しかし、もうその様な形でのシステムではこれから先、通用する筈もありません。
 一部の集団への利益誘導型政治を改め、世直しするためには、投票率の向上による国民の政治参加をしないとなりません。今までの広報型の投票率向上策はほとんど効果をあげていません。これは、モラルや理屈だけではひとは投票所に赴かないという事を示しています。では、どうしたらいいのでしょうか?

投票所に行くメリット、デメリット
 現在の投票システムでは、間接性民主主義に参加するというメリットしか有りません。しかし、自分の一票くらいでは政治も変わらないと思ってしまいます。
 投票日は殆どが日祭日です。天気が良ければ遊びに行きたいし、前日遅くまで呑んで二日酔いかもしれません。天気が悪ければTVを見たり、ネットサーフィン(笑)してるかもしれません。それをさえぎって投票所(不在者投票も含む)に赴かせるためには、思い切った対策が必要です。

ひとは欲望で動く
 当ったり前ですね。食欲や性欲などの欲求により動くのは動物の基本です。利益誘導をもくろむ業界団体も御利益を期待して投票する訳です。しかし、そうでない一般人はそういった欲求が無いのでなかなか投票したがりません。これが、現在の投票率低下の原因だろうと考えられます。
 そこで、有権者全員にすぐ目に見える形で御利益があるようにすれば良いわけです。これは、インターネットでも懸賞やプレゼント提供をしているページはそれだけでアクセスが増加するというのを思い出してみて下さい。

金で釣る
 殆どの有権者にとって欲しい物は何でしょうか?老若男女すべてに適用するとなるとこれはもうお金しかありません。投票すれば現金が手に入るかもしれないとなれば何を差し置いても投票するでしょう。しかし、財政赤字に苦しむおりに新たに予算を計上するのは愚の骨頂です。何とか現行の選挙費用内でおさめないとなりません。

投票宝くじの導入
 そこで、投票したひとのみを対象にした宝くじを導入します。投票用のはがきに通し番号をふり、半券にも同じ番号をふっておきます。有権者は投票する事ではじめて宝くじに参加出来るようにします。また、白票や無効票の場合には抽選権が失われる事とします。投票時、有権者はお金を改めて出す必要はありません。抽選は選挙後1週間くらいで行い、発表とします。

財源はどうする?
 通常の宝くじではくじを買う人間からのお金で当選金をまかなっていますが、この投票くじではそうはいきません。そこで、有権者の紹介(政見放送など)以外のほとんど役に立っていない広報費用をこれにあてます。新聞への候補者広告も止めても構わないでしょう。「○月○日は××選挙です」と言ったたぐいの広告やモラルに訴えるたぐいの広報(TVCM、新聞雑誌広告など)は全て止めてしまいます。これだけでかなりの費用が計上出来ます。投票くじそのものの広報も新聞折り込みの選挙公報に紙一枚付け足すだけにします。それだけでは周知徹底しないのではないかと心配されるムキもあるでしょうが、そんな事は何もお金を掛けなくてもマスコミがさんざん取り上げてくれるでしょう。

当選金額は?
 国政選挙と地方選挙では金額を分けて考えます。衆院選、参院選などの国政選挙では1等100万円、2等10万円とします。普通の宝くじと違って少額の末等賞は必要ありません。なお、この賞金は所得税、地方税の対象外(無税)とします。地方選挙では、都道府県レベルと市町村レベルで分けると良いでしょう。市町村選挙でも1等10万円、2等以下無しとすれば可能でしょう。当選者数は予算によって振り分けます。例え当選本数が少なくても、投票さえすれば権利があるとすれば良いわけです。濡れ手に粟で現金が入る可能性があれば、有権者の棄権は劇的に減るでしょう。\(^o^)/

投票率が上がるとどうなる?
 まず、全体に占める組織票の割合が低下し、浮動票と呼ばれる票が増加するでしょう。このため、一部の団体(某宗教団体やゼネコンなど)のみにいい顔をしている従来型の政治家の得票率が下がります。それに贈収賄で議員辞職して「みそぎ」をたくらむ議員の再当選は難しくなると思われます。また、最初から棄権していた政治無関心層が選挙や政治に興味を示すようになるかもしれません。その過程では、タレント出身の某知事のような過ちも起きるかもしれません。それでも、有権者の半数を切った投票結果よりはあきらめもつきます。

しかし、、
 有権者を金で釣るとは不謹慎だという声も有るでしょう。しかし、モラルに訴えたり啓蒙するだけの今までのやり方では効果は上がりません。とにかく政治を変える為にはこの様な荒療治も必要かもしれません。この案以上にお金がかからず、有権者が自発的に投票所に向かうアイデアがあれば教えて下さい。
 投票くじによって投票率が上がっても、政治の事を考えない有権者とイメージと甘い言葉を振りまく候補者がもっと政治をねじ曲げる可能性もあります。ナチス・ドイツも民主主義の手続きを経て誕生しました。それでも、高○健さんの宣伝に最初はだまされてF○V デ○クパワーを購入しても次には別のマシンを選択をするように、経験を積めばきっと良い方向に向かうと信じたいものです。


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